家事効率化!しゅふろぐ

美容・健康・読書・子育てなど興味の赴くままに綴ります。不定期で塾なし中学受験合格記・歯列矯正日記連載中。

【読書】当たり前を疑え!『教育という病』

『教育という病 子どもと先生を苦しめる「教育リスク」』

この本を読んで思ったこと。

 


「当たり前」

「仕方がない」

を疑え。

 


「教育」と言う名のもとに、重大なリスクが正当化されていないか?

 


「多少の事故はつきもの」

が当たり前になっていないか?

それは本当に、当たり前で仕方のないことか?

 


部活で体調がすぐれないことを訴えていたのにもかかわらず、「演技だ」と言われ平手打ちを何度もされる。

結果的には亡くなってしまった。

読んでいて胸が締め付けられるように苦しく、非常に辛い事例もありました。

 
そのような子供たちの事故だけでなく、先生方のQOLに関する問題も取り上げられています。

 多くの先生方が、教育のため、子供たちの為と言って搾取されている。

ボランティアであるはずの部活顧問が強制であったり…。

 

数年前、我が子が下校中に大怪我をしました。

二度の入院と、長期の通院。

いまだにその一部経過観察に通院中です。

 
下校時に、わが子は走ってもいないかったのですがただ転んだだけで骨折。

 
小学校1年生。まだ小さい体で、

 
ランドセル

体操着袋

上靴袋

絵本バック(手提げバック)

給食袋

水筒

長傘

 
これだけの荷物を持っていたんです。

大人でもこれだけ持つのは大変。

当時は、入院や手術、通院などで何も考えられなかったのですが、まだまだ小さい小学1年生にこれを全て持たせると言う常識は疑うべきことなのではないでしょうか。

 
ある程度大きくなれば、これは持ち帰らなくて良いと自分で判断することもできます。

 
ただ、学校教育と言うものは、先生が言うことに従うこと。

先生が言ったんだから持ち物は全て持って帰らなくてはならない。

 

学校の先生が言うことが絶対であり、自分の判断もまだできない年齢であれば、このような事故も起こる事は他にもあるのではないでしょうか?

 

 

ウェブ上でも、2010年に論文を書かれている方がいらっしゃいました。

 

https://ace-npo.org/fujikawa-lab/file/pdf/bulletin/2010/suzuki.pdf

 
書籍で取り上げられている組体操や柔道は、一時期問題に取り上げられたので、だいぶ改善されているのではないかと思います。

しかし、「荷物が多い問題」は未だ改善されていません。

わが子の事故は、当たり前のこと、仕方のないこととして流されてしまったように感じます。

地域によっては「置き勉」(教科書等を学校においておくこと)が許されている学校もあるようですが、わが子の学校は不可です。


上述の我が子の事故の件については疑問も残りますが、先生個人に対してではなく、学校で「当たり前」となっていることに対する疑問であり、先生方は優しくご指導してくださっています。

いつも大変だろうなと思って頭が上がりません。

 
また、学校自体も私の子供の頃と比べて、フレキシブルな対応をされている部分もあるように感じています。

 
先生の負担が減ればいいのになぁ…

一人の人間として、先生の個人としての時間も充実され、本にあった事故等の改善にも力が注げるようになったらいいなぁ。

 
いろんなことに余裕ができればいいのになぁと思う今日この頃です。