『免疫力が10割――腸内環境と自律神経を整えれば病気知らず』
小林 弘幸 (著), 玉谷 卓也 (監修)
【免疫】
◆免疫って何?
ミサイル攻撃みたいなものだよ!
体内に入ってきた悪者を攻撃するよ。
免疫には、自然免疫と獲得免疫があります。
●自然免疫
好中球、マクロファージ、NK細胞。
これらはサイトカインを放出し、ウイルスを攻撃します。
サイトカインが暴走すると「サイトカインストーム」と言われる全身炎症となります。
レギュラトリーT細胞がその暴走を抑えます。
レギュラトリー細胞、とっても大事。
これが少ないと、自己免疫疾患になったり、コロナで重症化したりします。
レギュラトリー細胞が減少する原因は、肥満・糖尿病などの不健康。
●獲得免疫
樹状細胞、T細胞、B細胞。
樹状細胞が情報をヘルパーT細胞に伝え、ヘルパーT細胞がT細胞を放出します。
キラーT細胞やB細胞は、メモリーT細胞・メモリーB細胞として体内に残ります。
【腸】
●免疫細胞の7割が腸にいるよ!
『免疫寛容』10歳までに腸内にいた菌以外は排除されちゃうよ!
え~!?
上の子アウト~。
下の子はまだ大丈夫。いろいろ食べさせよう。
●善玉菌
免疫細胞を分化させる役割があるよ。
探査脂肪酸がコントロールしているよ。
セロトニンやドーパミンなどの脳内ホルモンも作ってるよ!
【自律神経】
交感神経と副交感神経、一日の内に1:1になるように過ごすと良いよ~
【感想】
レギュラトリーT細胞がすごく大事な役割をこなしているんですね。
「免疫力を上げよ!ってよく言うけど、高すぎると自己免疫疾患になるから免疫力を安易に使う人は信用するな」みたいなことを聞いたことがあるけど、レギュラトリーT細胞を大事にすることも含めて『免疫力』免疫の力を上げたらいいのね!
腸を大事にしよう!
【本の概要】
免疫と腸、自律神経について書かれています。
2020年11月発行で、前半はコロナとも関連してかかれており、ワクチンについても書かれています。
(ワクチンは抗体を作るのが目的だが、重症者は抗体が高かった。
抗体ではなく、レギュラトリーT細胞(後述)に注目)
今回ブログ記事には載せませんが、腸と免疫に良い生活・食事についての具体例も書かれていますので、ご興味がある方はこちらをどうぞ