本が大好き!
たくさん本を読みたい!
そんな時にお役立ちなのが速読法です。
速読法は、パラパラ読みや1ページを1秒でめくっていくなど、
「えっ?!こんなの全然頭の中に入ってこないよ!?
と言う作業が最初に行われます。
1度何となく全体像を把握し、イメージできるようにする。
私もまだまだ速読法が身に付いていなくて、パラパラ読んだときには本当になんとなーく一言でまとめるとこういったことを言ってるな、しか頭に入らない。
具体的に全然頭に入ってこないので、どうしても最初のページから全部読みたくなってしまいます。
でも、そこはぐっと我慢。
我慢というか、それで良いのです。
「この本の作者は何か言いたいのかなあ」
がなんとなくわかれば良いのです。
そこから、具体的に自分が知りたいところを詳しく読んでいく。
自分が知りたいことは何なのか?
この本に教えてほしいことは何なのか?
という点から必要な部分を具体的に読んでいきます。
速読法は、抽象→具体の作業です。
全体を見てから細かいところに目を配る。
何しても、近視的に部分だけを見ていると、全体像って把握できないですよね。
インドの寓話「群盲象を評す」です。
数人の目が見えない人が、象の一部だけ触って、それぞれ
「この生き物は、網のような生き物だ」
「この生き物は、壁のような生き物だ」
「この生き物は、柱のようないきものだ」
と全く違う生き物であるように答えます。
でも、みなが触っている生き物は、象。同じものを触っています。
部分だけ見ていると、結局全体像が把握できません。
何かを作り上げるときは、全体や目的を把握してから、作業に移ります。
例えば料理も、作り方を最初に把握しておかないで最初から読みながらやっていくだけだと途中で、ああ、あれが足りなかった!となったりします。
全体を把握してからだと、最終的に効率的なのです。
必要ないところは省くこともできます。
速読法もそれと同じ。
速読法は、「文字を読むスピード」を速くすると言うよりは効率的に読む事で「速く読める」技術なのだと感じています。
本を読むときは、まず抽象化しよう。