家事効率化!しゅふろぐ

美容・健康・読書・音楽など興味の赴くままに綴ります。最近は歯列矯正記事多めです。

【読書】限りある時間の使い方



 

『限りある時間の使い方』を読みました。

 

この本を一言でまとめると

「人生は有限である」

 

以前、タスクシュート、クラウドを利用していて、だんだん苦しくなってやめてしまったことを書きました。

 

mocomocomoco.hatenablog.com

 

 

この、苦しくなってしまう理由がここに書かれていました。

 

タイムマネジメントしたい。

時間をコントロールしたい。

そのために、時間術を使う。

 

しかし、時間術を使うことによって、時間がなくなってしまうのです。

 

???

何言ってるの?って思われますよね。

 

しかし実際、効率化して、いろいろなタスクを実行すればするほど、忙しくなって。

焦燥感が生まれるのです。

 

生産性とは罠。

 

制約のパラドックスと言うのですが、これに私は捕まってしまっていたのです。

 

ほんと、何言ってるの?

と言う感じですが、実際に身をもって体験しました。

時間をうまく使いたいと思って、時間を管理するほど、焦燥感が生まれたのです。

 

では、どうしたらいいの?

 

時間をどういう風に使えばいいの?

 

それは、

「自分には限界がある」

と言うことを、心のそこから理解すること。

 

私たちの命は、有限です。

 

普段、日々を過ごしていると、明日は必ず来るような気がする。

 

死ぬと言う事は、ずっとずっと先の未来で、私たちが置いて老人になった時のこと。

ずっとずっと先の未来で、まるで夢であるかのように、幻のように感じます。

 

それでも、死は必ずやってくる。

 

それどころか、もしかしたら、1秒先に何かが起こって生きていられないこともあるのです。

 

そのことを、常に感じること。

 

それが、時間を上手に使う1番の大事なことです。

 

この本を読んだ数日後、知人が事故で亡くなりました。

私よりも若く、アクティブで、素敵な人でした。

 

信じられない気持ちと、悲しみと、衝撃で、頭がクラクラしました。

 

そして、いま生きていると言う事は、当たり前ではないことを痛感しました。

 

今生きている事は当たり前ではない。

命は有限である。

 

そのことを心から理解すれば、毎日のつまらないことや苦痛なことでさえも、いとおしく大事に思えるのです。

だって、生きているからこそのことだもの。

 

何かがあって、命がなくなってしまえば、今のこの時間は無いのです。

 

最初のほうに書いた、生産性の罠。

 

私たちは、頑張れば、何者かになれるような幻想を持っています。

 

コツコツ頑張れば、報われる。

 

しかし、そんな希望はすてるべし。

 

「こうなりたい」

なりたい自分に向かって生産性高く、時間をマネジメントしてやっていくのではなく、

 

「ありのままの自分」を認めること。

 

どんなに頑張っても、実は、宇宙的には無意味なことを理解するべし。

 

というわけで、生産性にとらわれることなく、日々を大切に過ごしていこう。