『スタンフォード式 人生を変える人間関係の授業』を読みました。
この本は、広い人間関係ではなく、1対1の深い関係についての本です。
夫婦関係に悩んでいるときにぜひ読んでいただきたい1冊。
格別な人間関係に必要な事
・早急に判断しないこと
・感情の共感をし、気持ちを通じ合うこと
人と仲良くなりたい時に大事なことは自己開示すること、そして、自己開示してもらうことです
自己開示
自己開示って怖いですよね。
自分の弱みをさらけ出して嫌われたり蔑まれでもしたら、いたたまれません
皆そのような恐怖心を持っています
その怖さの克服する方法は、快適ゾーンから15%だけ学習ゾーンに飛び出すことです。
突然危険ゾーンまで飛び出さずにせずにちょっとだけ!
ちょっとだけ出てみて、様子を見て見る。
傾聴する
相手に自己開示してもらうためには、大事なことは傾聴すること
早急に判断したりせず、ただ傾聴する。
そして、お互いに欠点が受け入れられるようになるような関係を作りましょう。
二人の関係がうまくいかない時
夫婦や大切な人と喧嘩をしたり、雰囲気が悪くなることってありますよね。
その時の対処法について深く掘り下げて書いてあります。
大事な事は衝突を恐れないこと。
会話をしていて、
「ん?(もやっ)」
とすることがありますよね。
そのような状況をこの本では「ピンチ」と呼んでいます。
このピンチを放っておくと「クランチ」(危機的な状況)
となります。
ピンチやクランチの時に大事な事はフィードバックです
フィードバック
フィードバックにより状況が改善します。
フィードバックとは、相手の言動に対して自分の意見を伝えること。
このフィードバックの仕方ですが、行動に特化して伝えなくてはなりません。
相手がどのような行動をしたかを具体的に伝え、それによって自分がどのような感情となったのかを相手に伝えます。
↓ダメな例
「あなたって、いつも私のことを馬鹿にするよね」
(馬鹿にしていると判断してはいけない。馬鹿にしていると感じたことは具体的に何なのか、それに対してどういう感情になったかを言う)
その時に自己防衛をしてはいけません。
相手と共感し、相手を理解し、気持ち気持ちが通じ合うように。
そのようにして現状を把握し、将来どうするかのゴールイメージを話し合っていきます。
「あなたの行動がこんなふうに私私に影響を与えている」
「そういう態度では、あなたの目標を実現できないと思う」
「目的は助けられるかもしれないけれど、大きな代償を払う」
「あなたがそんな風に振る舞うのは私のせい?」(ここで自分の責任にも触れる)
このような会話の仕方をすると良いです。
本筋では無いですが、心に引っかかったこと
「プラスとマイナスの感情は、相殺してゼロにはならない。
プラスの感情とマイナスの感情があるだけ」
あの人のこういうところが嫌だけれど、こういう言うといいところがあるからまぁいいか…
と、気持ちを押しこめてなかったことにしてしまう事はありませんか?
私はあります。
格別な関係となるためには、気持ちを押し込めるのではなく、話し合いによってお互いの要望を踏まえ、お互いの責任で良い関係を作っていく必要があります。
まとめ
衝突を恐れない。
傾聴する。
自己防衛せず、自分で責任を取る。
パートナー関係、親友との関係が上手くいくために、衝突を恐れずに傾聴したいと思います。
良い本でした!
おすすめ度:★★★★★