子どもが塾なし・小6秋に中学受験を決めて公立中高一貫校に合格したので、中学受験について書いています。
今日は、中学受験のメリットとデメリット、そして地元中学に進んだ場合のメリットとデメリットについて書いていきます。
中学受験するかしないか、子どもが判断する材料として
先日書いた記事で、子どもに中学受験をするかどうかの判断をゆだねたときに、中学受験のメリットとデメリット、公立中学のメリットを伝えました。
それぞれに良いところはあるよ。
中学受験にチャレンジしたらいいことがいっぱいあるけど、もし不合格だったり受験しない洗濯をしても、地元中学も良いところがあるよ。
だから、受験するかしないかは、自分で考えてみてね。
そんな風に伝えました。
中高一貫校受験のメリット
メリット①
チャレンジする経験
一番のメリットはこれです。
人生を 生きてゆく 上では、新しいことに挑戦していくことが大切になってきます
もし合格すればただただ嬉しいし、もし不合格だったとしたら、その不合格と言う経験をすることができます。
人生、いつも勝ちっぱなし、成功だけという事はあり得ません。
子供の頃に、負けたり失敗するという経験も必要です。
心が折れてしまうような経験をしたときに、どのようにまた立ち直っていくのか。
それもまた勉強。
レジリエンスを身に付ける機会となるはずです。
メリット②
環境が良い
親が子供にしてあげられる事は、良い環境に置いてあげることくらいです。
特に思春期に入っていく子供たちには、親の言うことなんてきかなくなるでしょう。
そんな時期に、何か目標(この場合中学受験)に向けて努力をできる子たちに囲まれる状況はとても良い環境だと考えます。
公立中高一貫校は、受験して入ってきた学力の高い子たちですので、勉強することが良しとされる風潮でもあるでしょう。
お友達と切磋琢磨できるような環境となりえます。
また、各学校様々な特色があり、地元の公立学校とは違ったカリキュラムが組まれていて、より多くの事を学べる環境に子供たちを置くことが可能です。
メリット③
試験問題が良問
各学校のホームページや、「学校名 過去問」で検索すると、大体ウェブ上で過去問が掲載されていたりします。
受験を決める前に、この過去問を見たときに
「これは…!!なんていい問題なんだ!!」
と思いました。
何が良いかと言うと、
「答えが1つではない」
今までの学校教育、特に私たち親世代位までの学校教育は
「答えは1つ!」
「他は間違い!」
が当たり前だったように思います。
公立中高一貫校の試験は、「適正検査」と呼ばれるタイプの試験です。
(なので、受験ではなく受検と呼ばれます)
マークシートではなく、記述式。
しかも、長文での記述があります。
そして、いくつも答えがある問題なんです。
論理的に考えたことが文章から読み取れれば正解となるのではないかと思われます。
(過去問の解答は、正解例がひとつ書いてあるだけです。)
「答えは1つじゃないんだよ」
そのような思考習慣がつくような問題が適正検査です。
だから私は好き(個人的好き嫌いの問題か!)
良問だと思います。
メリット④
高校入試が不要になる
やはり、高校入試が不要になるのは大きなメリットですね。
多感な時期に、ゆったりと、自分の好きなことに打ち込んだりできる。
中学受験で失敗しても、自動的に地元の公立学校に行けます。
高校入試は失敗したら、自動的に入れる場所はありません。
そのプレッシャーの差は大きいです。
中高一貫校受験のデメリット
デメリット
校内での学力が下位になる可能性
周りが皆、学力が高いということは、学力が学年の下位になることがあります。
そこで「自分はダメだ」と自己卑下したり自己肯定感が下がるようなことがあるとしたら、それはデメリットです。
(余談ですが、中高一貫校に入学して学力下位から上がれないことを「深海魚」と呼ぶ、と先日知りました…)
地元の公立校に進むメリット
メリット①
近い
1番のメリットは近いことです。
近いということは、通学時間が短い。
その分の時間を睡眠に当てたり、勉強したり、自分の好きなことをしたりすることができます。
メリット②
学力上位になれば高校に推薦入学可
中学受験で学力が高い子が抜けていたり、学力も様々な子がいます。
学力上位になれば、推薦で高校に行くことも可能です。
メリット③
小学校のお友達と一緒
小学校生活でできた多くのお友達と一緒に中学に進学できます。
子どもにとって、お友達と一緒というのは安心するものです。
地元中学進学のデメリット
デメリット①
優秀な子が抜けてしまっている可能性がある
中学受験で、学力などが優秀な子が抜けている可能性があります。
場合によっては、勉強することが格好悪いと言う風潮があることも。
デメリット②
学校が荒れている可能性がある
地元の公立校は様々な人が通学します。
荒れている公立(地元)中学校の話もたびたび耳にします。
信じられないような(違法)行動をして命を失った中学生のニュースが、数年前に住んでいた付近でありました。
朱に交われば赤くなる
これは、良い場合も悪い場合もそうです。
思春期である年代、親からの影響よりも、友人からの影響の方が非常に大きいです。
(幸いなことに、今住んでいる地域の中学校は荒れてはいません)
まとめ
今回は、私が考える中高一貫校受験のメリットとデメリット、地元中学へ進学した際のメリットとデメリットを書きました。
中学受験をするメリットは非常に大きいです。
結果的に(ありがたいことに)公立中高一貫校に合格できましたが、もし不合格だったとしても、その経験は大きな資産となるでしょう。